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活動日誌Monthly News

「私たちが食べている野菜は植物のどの部分?」を考えた神領小学校わかすぎ級とのさつまいもの苗植え

2024年6月19日(水)、かんかん照りの暑い日に神領小学校わかすぎ級の児童6名と「さつまいもの苗植え」をしました。

この日は給食後に授業があったため「今日はみんな給食で何食べた?」と質問。「ひじき!」「たけのこ!」「厚揚げ!」と元気よく答えてくれたところで、授業をスタート!

さつまいもを起点に、野菜の成り立ちについて学ぶ

「今日はみんなでさつまいもを植えます。ちなみに、さつまいもは野菜のどの部分かみんなわかるかな?」とファームティーチャーの杉山が聞くと、すぐに「根っこ!」と返ってきました。昨日、事前学習としてクラスでさつまいもについて学んできてくれたらしく、さつまいもについての知識はばっちりの子どもたち。

ここから、野菜への興味をさらに広げていきます。

「みんなが普段食べている野菜は、実は植物の根っこや茎、葉っぱなどさまざまな部分に分類することができます。今日は代表的な5つのチームに分けてみようと思います。

1つ目は土の上にあって柔らかい『葉っぱチーム』、2つ目は中に種がある『実チーム』、3つ目はそのまま植えて芽が出てくる『種チーム』、4つ目は野菜に小さく根っこが残っているかもしれない『根っこチーム』、最後は表面がつるつるしている『茎チーム』です」と、部分によって違う野菜の特徴を紹介。

「これから、この12種類の野菜を5つのチームに分けてもらいます」と、配られたのは透明のシートの上に並ぶ12種類の野菜シール。野菜をチーム分けすることで、植物の成り立ちについて学ぶことが、今日のゴールの一つです。

シールを受け取った子どもたちは「分かるやつから貼ってみよう!」と、さつまいも 、にんじん、大根、ほうれん草、トマト、かぼちゃまではテンポよく貼っていきます。

徐々に手が止まり「これってなんだ?」と考え始めます。子どもたちだけでなく、先生たちも悩むほど意外と難しいチーム分け。皆さんはどれがどのチームか分かりましたか?

「れんこんって根っこ?」と聞く子どもに杉山は「よーく観察してみて!根っこの野菜は、根っこの跡が残っているよ」とれんこんを渡し、自分で発見できるように働きかけます。

子どもたちは頭で考えるのではなく、実物に立ち返り、野菜の持つ特徴をじっくり観察して答えを考えました。実物を手に取って考えることで、知識が経験として記憶され、より深い学びにつながります。

それではお待ちかねの答え合わせ。種チームは「大豆・もち米」、根っこチームが「さつまいも・にんじん・大根」、葉っぱチームが「ほうれん草・玉ねぎ」、実チームは「トマト・かぼちゃ・なす」、茎チームは「れんこん・じゃがいも」でした。

去年、一緒に大豆を育てた児童は「大豆は種!去年植えたから!」と元気よく回答。一緒に育てた経験から答えを導く姿に嬉しくなりました。

難問だった「玉ねぎ・じゃがいも」について、玉ねぎは葉っぱが太くなった部分で、じゃがいもは茎が太くなった部分なんだと知って思わず改めて野菜をしげしげと眺める子どもたち。

「自分がどの場所を食べているのか分かると、もっとおいしくなるよ。明日から給食を食べるときには、自分が食べているものがどの部分か意識してみてね」と杉山。

後半では、今日のメインのさつまいもの苗植え!

続いて、インターンで神山に来ていた岐阜県立森林文化アカデミー2年生の中村奏太さんがファームティーチャーを務め、さつまいもの苗植えをしました。

「これがさつまいものつるです。どこからさつまいもが生えてくると思う?」とクイズ。「白い部分からさつまいもが出てくるため、白い部分が隠れるように土をかぶせてね」とお手本を見せます。

ちなみに、横向きに植えると中くらいのサイズのさつまいもがたくさん採れて、縦向きに植えると大きなさつまいもが少なめに生えてくるのだとか。子どもたちはたくさんさつまいもが食べたいようで、横向きに植えていました。

「葉っぱが太陽に当たるとよく育つから、葉っぱは上に向けてね」と中村さんからアドバイスがあり、葉っぱに気をつけながら丁寧に植え付け。あっという間に4本の畝に4種類のさつまいもを植えることができました。

最後は、さつまいもに関する質問コーナーで締めました。「さつまいもはどうして甘いんですか?」「同じさつまいもでも色が違うのはどうして?」「さつまいもで漢方薬は作れますか?」など予想外の質問がたくさん出てきました。

すくすくと育ってみんなで収穫できる日を楽しみに見守ります。

高木晴香(文・写真)

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レポート小学校

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まちの食農教育 編集部