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活動日誌Monthly News

食農教育をそだてる勉強会_07 サゴタニ牧農の取り組みから「循環」を学ぶ

2021年からはじまった「食農教育をそだてる」シリーズ、2年ぶり7回目の開催になります。
今回は、牧場経営とデザインを巡る〝おいしい〟お話会です。牛乳の生産から販売、そこに関わる人のはたらきを含めた「循環」を学ぶ機会になると思いますので、牛乳好きの方、農業や畜産業に関わりのある方、デザイナーのはたらきに関心をお持ちの方はぜひ。

案内人は広島県で牧場を営む久保宏輔さん、シリーズ3回目の登場となる原田祐馬さん、そして同じくUMA/design farmの平川かな江さんです。
牛乳をつくるのは牛ですが、牛の暮らしをつくっているのが久保さんで、一連の取り組みをデザインで伝えているのが原田さん平川さん。飲むだけではない牛乳の現場を皆さんでご一緒できればと思います。
(当日、牛はいません)

参加お申し込み ▶︎ フォーム からお申し込みください!

日時:2025年2月1日(土)10:00~11:30
場所:神山バレーサテライトオフィスコンプレックス
   ・複数名でご参加される場合は、なるべく乗り合わせてお越しいただけますようお願いします。
   ・乳幼児をお連れの方は、保護者が付き添いの上、目を離さないようお願いします。

申込:▶︎ こちら からお申し込みください。

案内人

久保宏輔(サゴタニ牧農)
昭和16年創業の「サゴタニ牧農」の3代目。動物アレルギーのため一時は跡継ぎを断念したが、酪農業界の将来に危機感を感じて帰郷し、2016年から経営に参画。2030年までに放牧した牛から乳を搾ることを目標に奮闘中。2021年には世界中の牧場を旅しながら視察できる奨学生に選出されている。4児の父。

原田祐馬(UMA/design farm)
UMA/design farm代表。どく社共同代表。たんぽぽの家の播磨靖夫理事長から「領域を横断してプロジェクトを横串にし、ガラガラぽんするデザイナー」と言われたことがきっかけでその意識を持ち活動を続けている。フィールドワークと現場を大切にし日本中を移動する。愛犬の名前はわかめ。

平川かな江(UMA/design farm)
新しいことと普遍的なことの興味を行き来しながら、アイデアを膨らませデザインに落とし込むことを得意とする。どのようなプロジェクトにも柔軟な答えを探り当てるデザイナー。喫茶文化にも興味を持ち、日々、クラシックな喫茶店を巡る。美味しいものとかわいいものに目がない。

「食農教育をそだてる勉強会 07」開催に寄せて

2年ぶりに「食農教育をそだてる」シリーズを開催できることになりました。
「そだてる」シリーズ開催の背景には、学んだり、手を動かしたりする機会をつくりながら、さまざまな人との関係性をはぐくみ、食農教育をそだてていきたいという思いがあります。

今回の案内人、UMA/design farmの原田祐馬さんと平川かな江さんは、昨年からまちの食農教育の冊子づくりに関わってくれています。神山で冊子づくりの合宿を重ねること4回。当初はモノクロで平面だった「冊子案」が、みるみるまちの食農教育〝らしさ〟を備えた冊子へとそだっているところです(3月の完成時にはどんな姿になっているでしょうか…!)。プロジェクトが少しでも良い方向へ歩むために関わりを見出していく、そんなデザインチームのお二人は、まるで自然環境(多様なステイクホルダー)と農産物(わたしたち)のあいだに入る農家のようなデザイナーでありディレクター。そんな印象を受けます。

もう一人の案内人 久保宏輔さんは、実はわたしたちとは初対面。今回、原田さんたちの案内で神山に来ていただけることになりました!
久保さんは、「健康な乳は健康な土から」とうたう広島県のサゴタニ牧農で地産地消型の牧場を経営されています。地産地消ができる牧場って、想像できますか? 「地産地食」で語る神山町の取り組みは農業が中心ですが、牛が真ん中にいるとどんな循環が生まれるのでしょうか。「生命の循環を可視化したい」という久保宏輔さんの活動についてお話を伺いながら、一般的な牧場のあり方はどういう形態なんだろうとか、牛乳はどうやってできているのだろうとか、酪農業の背景を知る、考える時間になると良いなと思います。

「はるとなつ牛乳」「あきとふゆ牛乳」というように季節で変わるサゴタニ牛乳のパッケージ。そこに至るまでのプロセスについても、ぜひお聞きしてみましょう。

サゴタニ牧農
https://www.sagotani.net/

UMA/design farm
https://beta.umamu.jp/

食農教育をそだてるシリーズのアーカイブは下記よりご覧ください。
https://shokuno-edu.org/cultivate

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この記事を書いた人:樋口 明日香(ひぐち)

まちの食農教育 代表。 徳島市出身。神奈川県で小学校教員として働いたあと2016年からフードハブ・プロジェクトに参画(食育係)。2022年3月から現職。神山町内にある学校で食と農の活動にかかわりながら「みんなでつくる」を進行中。 個人的なつぶやきはnoteで ▶︎▶︎ https://note.com/shokuno_edu/