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活動日誌Monthly News

まるごとファームクラブの田んぼ、稲刈りしました!

 
 今年の4月に開校した神山まるごと高専には、「まるごとファームクラブ」という部活があります。学生約40名のうち31名と、部員数は学校最多です。

 私たちNPOは外部サポートで関わっていて、前期は学校の近くの畑で夏野菜を、自転車で少し走ったところにある田んぼで稲を育てました。畑の開墾から、種や資材の提供、田んぼの管理など、地域の方の協力があり、無事にすべて収穫を迎えることができました。

 9月は夏休みや学校行事と盛りだくさんで、稲刈りは一般の方の力も借りて行いました。


〇9/15 高専生と

 帰省先や旅先から、ひと足早く神山に戻ってきた部員5名と稲刈り。久々の再会に、夏休み中の家族との思い出話にほっこりしたり、来年度の入試内容が公開され、彼らが受験したときと重ね合わせ、盛り上がったりしました。



 鎌を使うのが初めての学生もいましたが、すぐに慣れたようで、作業はあっという間に終了。夕暮れ時の稲穂が揺れる風景が美しく、感動した様子でした。




〇9/16 一般の方と

 この日集まってくれたのは、子どもと大人合わせて7人。とにかく暑く、日差しが強く、立っているだけで汗が止まらないほどの晴天の中、実施しました。



 刈った稲は稲わらで束ね、「はで干し」をしました。神山では「はで干し」というのだそうです。「はざかけ」や「はさがけ」と言ったりもしますね。




 田んぼを貸してくれた松本さんは、稲を刈り、束ね、それを木に掛ける一連の動作がスピーディで、お手本にするもなかなか真似できず、さすがプロだなと実感しました。

 きっと習うより慣れろ、ですね。たくさんこなして松本さんのようにさっとこなせるようになりたいと思います。


 お昼は前日に準備した竹のお皿に、おにぎりと巻き寿司を載せていただきました。汗だくの作業後は身に染みるし、目の前の食事が何倍にも美味しく感じます。

 暑い中、本当にお疲れさまでした。

 

 この後1週間ほど乾燥させて、脱穀・籾摺り・精米を経て、高専生とこの日来てくれた方々で一緒に食べる機会を設ける予定です。年末には参加者を講師に、稲わらを用いてしめ縄ワークショップも企画中です。

 こうして地域の方々が繋がっていくのは、私たちにとって嬉しい瞬間です。



 最後に、田んぼを貸してくれた松本さん、そして毎日水を管理してくれた松本さんのお母さん、竹のお皿作りに協力してくれた佐々木さん、おむすびと巻きずしを用意してくれた志甫さん、本当にありがとうございます。




                                   杉山 和香奈 (すぎやま)

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この記事を書いた人:杉山 和香奈 (すぎやま)

東京都狛江市出身。都心に近い場所で生活しながらも、実家の前に畑があり幼いころから農業に憧れを抱く。農文協の雑誌営業と北海道の農業改良普及員を経て、農体験に関心をもち、2023年5月よりNPOまちの食農教育に参画。